このサンプルは、CurlアプリからWEBシステムへのセッションクッキー等の情報を引き渡すための仕組みを示すサンプルです。

Curl側で必要な処理:
Curlアプリのセッションクッキー文字列をクリップボードに貼り付ける。
サンプルコード:
    {import Clipboard from CURL.DESKTOP.CLIPBOARD}

    {def clipb = {Clipboard.get-system-clipboard}}

    {clipb.set-string "MY-SESSION-COOKIE"}


ウェブシステム側の処理:
このページのようにセッションクッキーを引き渡すためのページを一つ用意し、認証の必要がない場所(WEBシステムと同じホスト下)に配置
サンプルコード:
  <script>
      navigator.clipboard.readText().then(function(data){
          if (data) {
            alert("Data in Clipboard:[" + data + "]");
            //document.cookie = "SESSION_ID=" + data + "; domain=www.curl.com; path=/"
            // 必要に応じて、ほかのクッキー属性を設定してください。
            document.cookie = "SESSION_ID=" + data + "; path=/"
          } else {
            alert("Clipboard empty.");
          }
      });
  </script>


このページの処理:
ページをロードするタイミングで、Curlアプリでクリップボードに貼り付けたセッションクッキーをJavascriptで取得し,
該当WEBシステムのセッションクッキーとしてJavascriptで設定することでクッキー情報をCurlアプレットからウェブシステムへ引き渡します。

利用方法:
このセッションクッキーを引き渡すためのページをアクセスしてから、WEBシステムにアクセスする。

注意事項:
Curlアプリ側でWEBシステムへ渡すデータをクリップボードに貼り付けた後に、引き渡しページにアクセスする前に、クリップボード関連の操作を避ける必要があります。
別のアプリに誤ってクリップボードが編集された場合, クッキーの引き渡しができなくなる恐れがあります。

このページをロードした後に、次のリンクをクリックすれば、渡したクッキーの情報が確認できます。
(SESSION_ID というクッキー名になります)
Confirm cookies